崩壊から30周年。懐かしの「バブル文化」を振り返ります。バブルの流行、バブル景気、バブルの想い出。近年は『プロデューサー巻き』や『ソバージュ』や『太眉』など、バブルファッションの復活もささやかれております。
※「うんちくコラム」は随時追加していきます。
ヒロ・ヤマガタ
当時、歯医者さんの待合室には『シルクスクリーン』が必ず飾ってあった。
【うんちくコラム】
彼はバブル期の日本の絵画売買シーンの中心人物でした。やっぱり時代の象徴というか、今見てもバブル感が半端ないですね。今はレーザーインスタレーションアーティストとして活躍している人ですが、彼は当時を振り返って「日本で紹介されている作品の多くは、米国の悪徳画商にだまされ、押しつけられて描いた絵だ」「マンガを描いて好きな事をやるための金を稼いだ」なんてことを言ってます。
プールバー
ビリヤード場ならぬ『プールバー』に『マイキュー』を持っていくのがトレンド。
ティラミス
のちに発売された『ロッテティラミスチョコレート』も品薄になるほど売れた。
ティラミスの作り方 Tiramisu|HidaMari Cooking
ソバージュヘア
最近『ニューソバージュ』として復活中とのこと。
【うんちくコラム】
ソバージュとは「野性的」という意味で、まあここは素直に英語で「ワイルドヘア」で良いのかもしれないですね。
成り立ちとしては、このソバージュの前に流行った「フラッパーヘア(全体にパーマをかけたショートボブ)」が、そのまま伸びたものがソバージュの起源になったという説があります。
サラダ記念日
この本の影響で『付き合った記念日』などに代表される『○○記念日』が大量生産された。
【うんちくコラム】
当時、作者の俵万智さんは現役の高校教師でして、出勤時には生徒に囲まれ、まるで大名行列のようになっていたという話です。
2020年ドラマ「テセウスの船」最終回において、この「サラダ記念日」がトリックに用いられました。
Machi Tawara reading her works
ねるとん紅鯨団
今でいう『街コン』を番組にしたもの。とんねるずの素人いじりがウケて高視聴率。
【うんちくコラム】
番組の開始当初は「素人のお見合い」は番組の一コンテンツにしか過ぎなかったのだですが、あまりにそれが好評だっために、専門番組化される事となりました。
S13シルビア
『デートカー』なるものが存在していた時代。『S13シルビア』は定番中の定番。
日産シルビア(S13)フルプロモ NISSAN SILVIA 1988年
テトリス
『初代ゲームボーイ』のキラーソフト『テトリス』。開発は『ソビエト連邦』の科学者。当時は『東西冷戦中』のため、ライセンス交渉が大変だった。
カルティエの3連リング
正式名称『トリニティ リング』。バブルクリスマスの必需品。
ホットドックプレス
男子の恋愛教則本。『デートコース』を予習する『マニュアルデート』が盛んに。
バランタイン30年
バブルといえばバランタイン。それはストレートでもロックでもトワイスアップでもなく『水割り』で決まっていた。
宮沢りえ
『リハウスガール』でブレイク。バブル時代のトップアイドル。
純金のこけし
『竹下登』首相の『ふるさと創生事業』。一億円ばら撒きの成れの果て。
HONDA NR
『楕円ピストン』採用。新車価格500万円。
太眉
この文化も四半世紀以上の時を経て、現在復活の予感
タクシーチケット
「カバンだけお願い」とタクシーを宅配代わりに使っていた時代
ゴッホの向日葵
安田火災海上が『58億円』で購入し、国外で(悪い意味での)大きな話題になった。
【うんちくコラム】
バブル期の日本のアートの最大のトピックといえば、1987年の『ゴッホの『ひまわり』を53億円で安田火災生命が落札』という出来事に尽きるような気がします。あの時はそのとんでもない価格に、世界中がびっくりしたものです。
それで当然「たかが一枚の絵にお金を掛け過ぎだ」とか「ジャパンマネーが絵画市場をめちゃくちゃにしている」という批判を浴びたりしたのですが・・・実はこの高い高い買い物。今となっては「実はお買い得だった」という話になっていたりします。リーマンショック以降、絵画価格がまた暴騰し始めているのです。
単純に値段を考えても、今ならサザビーズのオークションで軽く150億円くらいは行きそうな感じですね。いやはや、何が良いのか悪いのか…
カルアミルク
『カルーアコーヒーリキュール』のミルク割り。甘いカクテルが女子に大人気。
【うんちくコラム】
当時、僕はバイト先でバーテンもやらされるようになっていたのですが、とにかく女性客の『カルーアミルク』人気は物凄かったです。もう本当に飛ぶようにミルクが無くなっていく感じでした。僕はバーカウンターの中でミルクを注ぎながら「バーでミルクだなんて、キャプテンハーロックでもあるまいし」と、マニアックに毒づいていたものです。
そしてカルーアミルクを頼みような層が、シャレオツな名前にひかれて注文してくるカクテルに「ロングアイランドアイスティー」というものがあったのですが、これを作るのはバーテンダーにとっては極悪の面倒臭さでして、週末の忙しい時間帯に注文されると、鈍器を探し出して後頭部を殴りたい衝動にかられたものでした。
しかも全く美味しくないので(断言)みんな残すんですよね。だから「こんなレシピ(名前)を考えたやつは出てこい!」と、いつも思っていたものでした。
ハートカクテル
『わたせせいぞう』作。この世界観に憧れる田舎者が多数。
会員制ジム
わざわざ何十万円も『入会金』を払うのがステータスだった。
椎名桜子
『職業:作家 ただいま処女作執筆中』というキャッチコピーに悶絶。
プロデューサー巻き
「ギロッポンでシースーいっちゃうちゃう?」別名『石田純一巻き』。これも最近、再流行の兆しが。
分厚い求人情報誌
転職情報の『DUDA』は流行語大賞に。最盛期は『日刊誌』もあった。
バーテンダー
映画『カクテル』の影響でバーテンダーブーム。カウンターでの曲芸に女子がうっとり。
タレントショップ
『マーシーズ』など芸能人の店が竹下通りを占領
竹薮に一億円
みんなで探したら、さらにもう一億円出てきたという、嘘のような本当のバブル御伽噺。
スキーのバスツアー
猫も杓子もスキーの時代。いわゆる『ゲレンデ補正』には要注意。
NSX
『フェラーリ』を焦らせた『フルアルミボディ』の日本製『スーパーカー』
二次会の景品がハワイ旅行
他にも『現金20万円』とか『ビンゴの景品』が有り得ない時代
しょうゆ顔
少年隊の『ヒガシ』が代表格。『公家顔男子』とも呼ばれていた。
ランバダ
妙な音楽に乗って妙齢の男女が『ダンスホール』で密着ダンスを踊り狂っていた。
ショルダーフォン
『初期型携帯電話』。さすがに流行らず公衆電話は常に長蛇の列。
ロッテV.I.Pチョコレート
パッケージで『リッチ感』を演出。しかし工藤静香のVIP感はいまいち。
黒服の入店チェック
『ディスコ』の黒服による『ドレスコード』のチェック。緊張の一瞬
ティファニーオープンハート
指輪は『カルティエの3連』。ネックレスならばこれ。
カウチポテト族
ポテトを食べながらダラダラTVを視る人。今で言う『ピザ』。
ボディコン
説明不要の『ボディ・コンシャス』。バブルの花。
ロフト付きワンルームマンション
ナニするにも狭いベット。傍らには当然『丸型フロアライト』
ニューヨーク恋物語
『NYブーム』。当時は本気で日本が『ビックアップル』を食い尽くす勢いだった。
3高
結婚相手に望む『高学歴』『高収入』『高身長』
トレンディドラマ
『浅野ゆう子』と『浅野温子』の『W浅野』が人気になったり、『石田純一』がブレイクしたり。
地上げ屋
『土地価格の暴騰』により、立ち退きの強要が横行。実はコロマロが当時住んでいたアパートも地上げの標的に・・・
イタめし
『イタリア料理』の略称。華やかさが時代とマッチ。
肩パット
肩幅を広く見せる『ビッグシルエット』がなぜか流行。
赤いプレリュード
『S13シルビア』と並ぶ『デートカー』。赤プレで赤プリを目指す。
ドライ戦争
『スーパードライ』を真似た商品を各ビール会社が開発
朝シャン文化
『リンプー』で朝のシャンプーが流行
幸福の木
『観葉植物ブーム』。怖い人が企業に押し売りに来たり、置き過ぎでワンルームマンションが密林状態になっていたり。
シーマ
『シーマ現象』とも言われた日産の高級車。脅威のV6ターボエンジン。
ダンス甲子園(元気が出るテレビ)
『メロリンQ』こと山本太郎や『LLブラザーズ』などを排出。
I feel Coke
コカコーラの一連の『ネアカ』なCMはバブルの代名詞。『松本孝美』など当時の人気モデルが出演。
コカ・コーラ "I feel Coke", 日本 (1987~1990)
ローリングストーンズ初来日
『東京ドームビッグエッグ』が完成し、『ジャパンマネー』目当ての外タレの来日公演が多発。
前髪のトサカ
『柴漬けギャル』の『山口美江』のトサカは見事だった。
パスポートサイズ ハンディカム
なんでも小さくしてしまう『小型化』は日本の得意分野だった。
CM Sony 5 Handycam55 Passport Size (1989)
日比野克彦のコーヒーカップ
『丸井インテリア館』で購入
青年実業家
バブルがはじけた後は『東京湾に沈んだ』り、とっとと自己破産をして新興宗教を立ち上げたり・・・
男性化粧品
資生堂が『MENSGEAR』を発売するも、男性の化粧文化は定着せず。
メッシー
本命彼氏ではない『キープくん』その1。御飯をおごってもらう。話がそこそこ面白いのが条件で、たまに御褒美あり。
アッシー
『キープくん』その2。電話で呼び出せばいつでもどこでも迎えに来てくれる無料タクシー。2ドアクーペ所有。
ミツグくん
『キープくん』その3。ボディコン女にたかられる金持ちの『ボンボン』系の男。以上『バブル三兄弟』。
イカ天
正式名称は『三宅裕司のいかすバンド天国』。アマチュアバンドの勝ち抜き戦で、空前の『アマチュアバンドブーム』の中心的存在だった。『相原勇』や『BIGIN』などを輩出。
ホコ天
今は無き『原宿歩行者天国』で『アマチュアバンド』が生ライブ。『タテのりロック』全盛の時代で、その爆音が社会問題に。
外タレのCM
『バブルマネー』に群がる『ハリウッドスター』。当時はスターに限らず『CMの外国人率』が高かった。
オバタリアン
『オバタリアンは自分をオバタリアンだとは思っていないので、オバタリアンを読んでも怒らないのです』作者談。
土井たか子さんのご冥福をお祈り致します。 2014.9.20
熱帯魚ブーム
『アロワナ』が人気。当然、手間も金もかかるので、よく考えて導入すべし。
DINKS
『共稼ぎで子供は産まず、いつまでも友人感覚を失わない夫婦』という発想。
Z32フェアレディ
海外にも影響を与えた名車。あの『ランボルギーニ・ディアブロ』も、このZ32のライトを流用した。
NTT株
売り出し119万で2か月後に318万。『株式投資ブーム』のさきがけ。
間接照明
間接照明しかない部屋も多く、日常生活に支障も。フェザータッチボタンでライトオン。
トムヤムクン
『エスニックブーム』で注目。これにより『激辛ブーム』も勃発。
セカンドバック
『野球選手の契約更改』の名物。最近『クラッチバック』と名を変え復権中。
ヘビメタブーム
『イカ天』や『元気が出るテレビ』でブレイク。当時、深夜のコンビニ店員の髪はとてもカラフルだった。
DCブランド
『デザイナーズ & キャラクターズブランド』。ありえない価格帯での販売でありながら『丸井』や『パルコ』のセールには長蛇の列が。
マハラジャ
バブル全盛時に流行った『ディスコ』。
※かの『ジュリアナ東京』は厳密にはバブル以後のものだと筆者は認識しております※
OH!エルくらぶ
テレ朝土曜朝の若い女性向けの情報番組。『週休二日制』の定着を感じさせた。
純愛ブーム
松任谷由実『Delight Slight Light KISS』、村上春樹『ノルウェイの森』など、華やかな時代だからこその恋愛ブーム。
牛若丸三郎太
ジャパニーズビジネスマンの牛若丸三郎太が『24時間闘えますか?』と歌う栄養ドリンクのCM。今で言うブラック企業的なキャッチフレーズだが、当時は働けば働くだけ金になった時代だった。
へインズのTシャツ
ボディコンやDCブランドといった派手な格好が巷に溢れた一方、シンプルな『Tシャツ&リーバイス501』というファッションも異常に流行っていた。
写ルンです
爆発的に売れた使い捨てカメラ。『一億総使い捨て時代』。
はちみつレモン
『ミニ缶』の甘酸っぱい飲み物が予想外のヒット
カワサキ・ゼファー
『ネイキッドブーム』の火付け役であり、カワサキの二輪事業の救世主となった。
海外不動産買収
『ジャパンマネー』で海外投資。調子に乗って『ロックフェラーセンター』まで手に入れてしまい、アメリカから本気の反感を食らう。
柴門ふみ
バブルの代名詞的漫画家。『トレンディドラマ』の元ネタ。
ヘリをチャーター
ノーマルのクレジットカードでヘリを『チャーター』できた。
ロマネ・コンティ
今より安かったロマネ・コンティだが、夜な夜な『稀少ワイン』がどんどん消費されていた時代。
ピンドン割り
高級シャンパンの代名詞であるドンペリロゼだが、当時は上記のロマネコンティを割るために使う『サイダー代わり』にされていたりした。
光GENJI
バブル期のジャニーズスター。『マジックテープ式のローラースケート』で歌い踊ってブレイク。全盛期は短かったがその売上げは記録的であった。
伝染るんです
『YAWARA』や『美味しんぼ』など勢いのあった頃の『週刊スピリッツ』に連載されていた四コマ漫画。独特のキャラに加え、その難解さと不条理さにハマる人間が続出した。
DADA L.M.D
深夜のディスコ(クラブ)でダンス合戦をするという生放送番組。ダンサーの『TAKO』や『HIRO』などが人気者に。要はEXILEの元ネタの『ZOO』の元ネタがDADAという感じである。
桐島かれん
『サディスティックミカバンド』の二代目ボーカルとして登場。
ハイレグ
バブルの花の一つ。鋭い切れ込みで『杉本彩』や『岡本夏生』などが人気者に。
おしゃれまんが家
『岡崎京子』『内田春菊』『中尊寺ゆつこ』などが人気物に。『オヤジギャル』などの流行語も生まれた。
ボーダーシャツ&ブラックデニム
そして足元は『ラバーソウル』
新宿新都庁
のちに『バブルの塔』と揶揄される事になる『東京都新都庁舎』
やまだかつてないTV
『やまだかつてないWINK』や『KAN』の『愛は勝つ』などを生み出す。
テ・ブ・ラ・コードるす
『コードレスブーム』の代名詞的商品。
WINK
無表情な二人組アイドル。代表曲は『寂しい熱帯魚』。バブル絶頂期の1989年に美空ひばりを抑えレコード大賞受賞。
愛が止まらない ~Turn it Into Love~ / Wink【Official Music Video】
あぶない刑事
『タカ&ユージ』。横浜が舞台の刑事ドラマ。2016年にシリーズファイナルとなる映画が公開。
トレンドクリエーター
『トレンドクリエーター 中谷彰宏』『空間プロデューサー 山本コテツ』『タクティシャン グーフィー森』『トレンドウォッチャー 木村和久』『ファッションプロデューサー 四方義朗』などなど
Mr.マリック
『ハンドパワーです』『来てます!』 浅草の演芸場でマジックを披露しているところを、日テレのプロデューサーにスカウトされたのがブームの始まり。
トントン
『人工授精』で生まれたパンダの子供。名称は一般公募され、黒柳徹子、小林亜星、イルカなどが命名制定委員を務めた。
※今後も思い出すままに更新します。
Mr.マリックの超魔術!【昭和最末期に登場した謎の超魔術師】1988~
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