SNSのマナーとして、納豆の話とかナべツネの話とかトレンドクリエーターの話とか、そういう類のネガティブな話題は避けるというのが流儀ではあるのですが、僕の青春時代を振り返るにあたり、どうしても採り上げざるを得ない男が1人いるのです。その名はリック・アストリー。今日はそんなきゃっつめの噺です。
リック・アストリーとは?
リック・アストリー(以下リックアス)とは1966年生まれの英国人歌手であります。1987年に「Never Gonna Give You Up」でデビューし、いきなりまぐれ当たりのスマッシュヒットを記録します。さらには続くセカンドシングル「Together Forever」の世界的かつ不可解なメガヒットにより、きゃっつめは大ブレイクを果たす事となりました。
しかしながら、実は売れたのはその時のみでして、その後のリックアスは、その実力通りに、ずっと鳴かず飛ばずの人生を歩んでいきました。それゆえ世界中の人の間では「一発屋(実は二発屋)」として、記憶の遥か彼方に消し飛んでいたはずの男なのです。はい。
未曾有(みぞゆう)の不愉快さ
Rick Astley - Together Forever (Official Music Video)
これはメガヒットした二発目の「Together Forever」です。この意味不明なタイトル、イントロ、歌、声、ツラ、変な踊り、映像処理、人間性・・・今回、久々に汚いものにさわるような気分でクリックしてこの動画を視ましたが 、改めて、あの中谷彰宏氏でさえ裸足で逃げ出すような、空前絶後、未曾有の、実に周到な不愉快さに悶絶ですね。鬱陶しさの万華鏡。きっとリックアスめは一生に一度も募金をしないタイプでしょう。
しかもこういう輩って、例えば高校生時代だったりすると、全校生徒的に嫌われているくせに、なぜか物好きな彼女がいたりするのですよ。それゆえ余計に勘違いして調子こくというね…。まるでアメリカの二流映画の卒業パーティーで主人公にとっちめられるボンボンそのものです。
わりと平和主義な僕にとって、このリックアスのように「何から何まで気に入らない奴」っていうのは実に珍しいですし、僕に初めて「生理的に受け付けない」という女性心理を感じさせた男でもあるのです。ほんと大海を挟まず同じ空気を吸いたくない人間という感じですね。
それで、リックアスめはデビュー曲が何かの致命的な間違いでヒットした際に「俺を一発屋と呼ぶ人間がいるそうだが失礼な話だ。俺ほど歌が上手い奴が一発屋で終わるわけが無いだろう!」と言い放っていたのでありました。
『Never Gonna Give You Up』これが一発目
Rick Astley - Never Gonna Give You Up (Video)
かのサチモスのボーカルに良からぬ影響を与えたかような共同不審な動き&気の抜けたキリン・メッツ(無糖タイプ)の様な歌声・・・
当然、僕を含めた世界中の良識ある人々が、このままリックアスめが「一発屋」で消えてくれる事を祈ったわけなのですが・・・何の因果かその祈りは通じず・・・それ故、すっかり調子に乗ったきゃっつめは、何とこの日本でもプロモーションを始めてしまうのでありました。
『三ツ矢サイダー1988』
Rick Astley - Mitsuya Cider ad
今なら不買運動が起こりそうな「存在の耐えられない不愉快さ」ですね。まさに頭の中身がClearでNaturalなとっつあんぼうやであります。炎上必至というより他はありません。
それにもう一つ気に入らないのが、この三ツ矢サイダーのCMは、そもそも『さびしんぼう』こと富田靖子がイメージキャラクターだったのですよ・・・正に「俺のさびしんぼうに何してくれるんだこのボンクラ」というか・・・それ故に、余計に印象が悪くなっているのです。
あらためてねえ・・・日本企業もいくらバブルで金が余っているからといって、よりによってリック・アスめは無いだろうと思いますね。リックアスめにギャラを払うくらいならアントンハイセルにでも投資した方がマシって案件ですよ。
本当に他にいくらでも外タレはいるだろうに・・・まあこれもバブルの余裕ってやつなのでしょうか?やっぱり実にけしからんです。バブルって奴は。
いきなり登場する不愉快野郎
リックアスめに関しては、とにかくもうナチュラルボーン不快感なのですね。要は『嫌いなものに理由はない』なのですね (まあリックアスめが嫌われる理由は無限にあるわけですが)。
そういうと『嫌ならば奴に触れなければいいのに』とはよく言われるのですが、しかしながら向こうの方から触れてくるといいますか・・・例えば今回のように僕が自分の青春期を振り返ったりする場合「そうだ!1988のヒットソングを聞こう!」なんてYOUTUBEを視たりするわけです。そうしますと
「お!ホイットニーのソーエモーションだ!」
「セットオンユー!80’ビートルズ最高!」
「やっぱマイケルかっこよすぎ!」
「INEXS! そういや髪型真似たなあ」
「おおファザーフィギアもこの時期かあ〜」
と、すっかり美しい思い出に浸ってしまうのですが、しかしながらそこでいきなり
ちゅどっちゅどっちゅどどどどどん♪
Rick Astley - Never Gonna Give You Up (Video)
と全てをぶち壊されるされるわけですよ。一体全体、あいつは何を考えて僕の青春にそんな嫌がらせをするのでしょうか?全くもって理解しかねます。
そういうと「それは単にあんたがリックアストリーを嫌いなだけじゃないの?」と言われるのですが、いやいやいや・・・リックアスめを不快に思っているのは僕だけではないのです。世界各国にあのノーテンキの被害者が続出しているというのが、グローバルな規模においての悲しい現状なのでありました。ほんとにリックアス根絶やしワクチンの開発が早急に待たれるものです。
嫌がらせ「Rickroll」とは?
実は10年ほど前から、このWEB上においてヤツを用いた嫌がらせが流行りだしたのです。その名もズバリ「Rickroll」であります。説明が面倒なので二流大学生のようにWIKIから引用してみますが・・・
以下Wikipediaから引用
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「Rickroll」
英語圏の掲示板おいて「エロ動画のリンク先」などと称して別の動画にアクセスさせる「釣り」行為が多発していた。釣り動画は「ダックロール」 (duckroll) と呼ばれるおもちゃの動画が定番となっていたが、2007年にいつものダックロールの代わりにリック・アストリーの「ギヴ・ユー・アップ」のPVへのリンクが張られたのがそもそもの発端である。
「ギヴ・ユー・アップ」は1980年代後半にヒットした楽曲だが、今となっては時代遅れなダンスや楽曲が衝撃を与え、釣りリンクを踏んだ人たちはコメント欄に「Rickrolled」などと書き込んだ。
その後、いくつかのメジャーなメディアで報道され、「ギヴ・ユー・アップ」のパロディ動画が作られたりするなど、英語圏のインターネット全体でリックロールが流行することとなった。
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以上引用終わり
そうなのです。要するに奴は「嫌がらせの元ネタに起用されるほど世界中で不愉快に思われている」わけなのです。そして正直に告白しますと、実は僕自身、この「Rickroll」に2回ほど釣られているのです。
1回目は
『北京のボルトの欽ちゃん走りを久々に見たいな〜』
「ポチ!」→ちゅどっちゅどっちゅどどどどどん♪
2回目は
『プリンスの「ビートに抱かれて」を聞きたい気分だな』
「ポチ!」→ちゅどっちゅどっちゅどどどどどん♪
特に2回目は危うくマウスを壊しそうになりました。思い出すだけで不愉快の7段重ねです。そんなわけでYOUTUBEには地球の治安維持のため「Rickroll」の、いやリックアスめそのものの「一斉駆除」を願いたいものです。
ライブでTVで生Rickroll
Rickrollブーム以後、人気アーティストがリックアストリーとのコラボを始めたのです。これは「ライブで突然、知性皆無のイントロが流れる→リックアス本人登場→会場大笑い」という、いうまでもなく悪ノリのシャレだったのですが・・・これが本当に盛り上がってしまうというのもまた事実なのでありまして・・・リックアスめに悪夢の再ブレイクの兆しが出てくるのです。
まあリックアスめ本人は馬鹿にされている事になど気が付くわけが無く
「突然コラボしたいなんて言われてびっくりしたよ。でもサイコーに盛り上がったね!」
なんて相変わらずのノー天気ぶりなのでありました。
Rick Astley himself ”rick rolls" reporter on live TV | Your Morning
MTVユーロで「過去最高のアーティスト賞」受賞
2008年のMTVユーロアワードの「過去最高のアーティスト賞」は、ネットからのオンライン投票が有効でした。それに目を付けたヨーロッパのネットヲタたちが、みんなで面白がってリックアスに大量投票したのです。結果、その謎の組織票に支えられ、リックアスめがものの見事に受賞することになりました。
普通そんな授賞式に、まともな神経の人間ならば出席するはずが無いのですが・・・そこは恥知らずなリックアスめです。堂々と出席して笑いものになった挙句、
「ちょっとふざけた賞だけど、MTVは完全にリックロールされたんだ」
と、案の定、勘違いにも程があることを言っておりました。
まさかの再ブレイク 全英チャート1位
その後も飽きることなくRickrollは続きまして、それは偶然にも2010年代に起こった『1980年代のリバイバルブーム』の波に乗ってしまったのです。何気にリックアスめは引っ張りだこになりました。
Rickrolling In Real Life WITH RICK ASTLEY
調子に乗ったリックアスめは「50」などという、ひねりも深みも面白味も全くないアルバム(自分が50歳だからだね)をリリースします。普通なら売れるはずのない新譜でしたが。これが何と27年ぶりの全英チャート1位になってしまったのです。まさかの再ブレイクです。
普通、再ブレイクと言えば「DA PUMP」や「新日本プロレス」なんかが挙げられると思うのですが、しかしながら売れない時期も必死に努力し、やっとの思いでチャンスをつかんだ彼等に比べて、存在をみんなに馬鹿にされているうちに、ひょうたんから駒で、なんとなく再ブレイクしてしまったリックアスめなんてねえ・・・こんな奴を許してしまったら、世の中の正義というものが根本から崩れかねないと僕は思ってしまいます。
リックアスが日本に再侵入
さらに近年の日本のバブルリバイブルの波にもリックアスめが乗ってしまいました。きゃっつめは今やすっかりサマフェスの常連となり(これも最初はジョークだったのになあ)、さらにさらには調子に乗ってソロライブなんぞもやってしまっているのです。さらにさらにさらにきゃっつめは
「日本の居酒屋に行ったら、僕の曲が永遠に流れているトイレがあったんだよ」
なんてふざけたことを抜かしているのです。お前も一緒に流れてしまえと僕が思ってしまうのは、やはり当然の事でありました。
Rick Astley can’t stop getting Wreck Rolled
リックアスの魔の手
そんな中、知り合いの奥さんから「最近、ウチの上の息子も80年代にハマってまして、リックアストリーとか聴いているんですよ」と衝撃的な告白をされてしまいました(実話)。
いよいよここまで来たか・・・いよいよ相模原まで来たのか・・・どうやら世の中が間違った方向に動き始めている・・・。
僕は最近、もしかしたら大昔の知り合いに「20世紀少年」の「トモダチ」みたいなやつがいて、そいつがリックアスめを通じて、僕に何らかのメッセージを送っているのではないのか?・・・などと密かに考えてしまったりしているのですよ。
そうです。危ない妄想です。
それもこれも全てあの空けやろうのせいなのであります。
「20世紀少年」のテーマソングはT・レックス
ジャガジャーン ジャジャジャジャジャジャン♪
「21世紀中年」のテーマソングはリック・アス
ちゅどっちゅどっちゅどどどどどん♪
うむむむ・・・
「しんよげんのしょ」どころじゃない悪夢だ・・・
よお、おまえさ・・・カツマタくんだろ?
おわり
MUSIC
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